安曇野発ケチケチファーマーズブログ
昨年の稲刈りシーズン中に右側のアイドラを交換したコンバイン…
全てのトラックローラーに微妙なガタがあることや、
使用時間が折返し地点となる500時間に迫ったこともあり、
忙しくなる前に足回りのオーバーホールを行うことにした(;´Д`A

まずはクローラーを取り外す!
外すにはいくつかのポイントを押さえれば簡単♪

クローラー取り外し
©az-tic life

まずはクローラーの張りを調節した時と同じ手順で、
車体を水平装置で持ち上げてジャッキポイントにウマを噛ませ、
次に車体を下げる操作を行うことで足回りを浮かす。
調節ナットを外してアイドラを完全に引っ込ませ、
キャリアローラーに掛かっている芯金をバールで持ち上げながら、
アイドラから解放されたクローラー後部を手前に引き出す。
引き出したクローラー後部を進行方向に転がし、
スプロケットに掛かっている芯金をバールで持ち上げながら、
クローラー前部を手前に引き出せば取り外し終了。

焦りは怪我やクローラーを傷める原因になるため、
キャリアローラーに掛かっている芯金は一気にではなく片方ずつ、
クローラーを引き出すのも少しずつ行うことが大切だ…
外したクローラーは内側にバケツを入れて型崩れを防止w

ベアリング取り出し
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トラックローラーのナットは延長したレンチで一気に緩め、
軸の頭をハンマーで叩けば軸がシャーシから引き抜ける((((o゚▽゚)o
オイルシールはマイナスドライバー等でこじって外し、
スナップリングを外せば軸と共にベアリングが取り出せる…
ベアリングプーラーでベアリングを軸から引き抜き、
グリスニップルを外せばトラックローラーの分解は終了♪

ハウジング摩耗
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しかしここで予想もしていなかった事実が判明!
微妙なガタの原因はベアリングの摩耗とばかり考えていたのだが、
なんとトラックローラーのベアリングが収まる穴も摩耗し、
ベアリングの外側の輪と穴がカポカポしている(゚Д゚;)
これは製造段階から隙間がドライな状態だった可能性が高く、
その後発生した錆や腐食により微動摩耗が進んだためだと思われる…
全てのトラックローラーを調べるてみると前2軸は穴の摩耗が、
後2軸は芯金と触れる部分が薄くなっていたため、
仕方なくトラックローラーのローラーだけを8個追加注文orz

段ボール6箱分
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当初の部品代は7万円前後を予定していたのだが、
納品書を見ながら電卓を叩くと178,860円に達していた┐(´д`)┌
これでもイコライザーの部品をキャンセルしていたりする…
ヤンマーあづみ野支店でローラー(8個)、防塵カバー(8個)、スリーブ(8個)、
シール40×62×12(8個)、シール20×47×10(2個)、シャフト、
スプロケットは左側がまだまだ使えるため1個のみ、
ネット通販ではベアリング6206(16個)、ベアリング6204(2個)を購入…

再利用可能部品
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気を取り直して再利用可能な軸、カラー、スナップリング、
グリスニップル、キャップをパーツクリーナーで奇麗に洗浄(*´∀`)
もしトラックローラーをアッセン交換すれば1輪あたり28,500円も掛かるが、
これらの部品を再利用することで18,600円に抑えることが出来る♪
8輪合計で79,200円のコストダウンと考えればまだマシか…

ベアリング押し込み
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ベアリングが開放型のため組み立てはクリーンな室内で行う…
グリスを薄く塗りながらベアリングプーラーで軸やベアリングを押し込み、
スナップリング、シール、グリスニップルを取り付ければ完成♪
ちなみにスナップリングも微妙に摩耗しているのだが、
分解前の状態と逆向きにするだけでガタをなくすことが出来るw

ダイナマックスEP NO.2
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組み上がったトラックローラーとアイドラにグリスを満タン注入!
今回から奮発して『コスモグリースダイナマックスEP NO.2』をチョイスヽ(´ー`)ノ
これまで使っていた安物のモリブデングリースでも特に問題はなく、
低速ベアリングや金属同士が直接擦れる部分に重宝していたのだが、
見た目が灰色のため泥水の侵入や異常を見つけにくいという欠点があった…
それに対し『コスモグリースダイナマックスEP NO.2』は琥珀色だ♪
ただ手詰めは面倒なため次回からはカートリッジで購入するとしようorz

シャーシ塗装
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トラックローラーとアイドラを取り付ける前にシャーシを塗装♪
足回りのオーバーホールは2月上旬に始めたのだが、
塗装が出来る暖かい日を待っていたら3月上旬になってしまった…
と言うよりは手持ちの軸穴兼用スナップリングプライヤーと、
2つ爪プーラーのサイズが小さく全然使えないことから、
新たな工具のサイズやメーカーを選ぶのに迷っていたのだ(^_^;)

そして最難関のクローラー取り付け!
当初は左右と回転方向のローテーションをする予定だったのだが、
左右両方の内側に1cm程度の耳切れがあったことや、
比較的傷みやすいと言われる右側の状態が良かったことから、
今回は耳切れが外側になるよう回転方向のみローテーションすることに…

クローラー取り付け
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クローラー手前の耳部分にバケツを添えて全体の形を保持しながら、
芯金をスプロケットに掛けてクローラー後部の下側を引っ張り、
クローラー前部の下側を1番目のトラックローラーに近付けておく。
キャリアローラー手前の芯金をバールで持ち上げながら、
アイドラに芯金が掛かるまでクローラー後部を根気良く押し込む。
最後に調節ナットを締めてクローラーの張りを調節し、
エンジンを掛けてクローラーを接地させる前に低速で回転させ、
異常がなければ車体を水平装置で持ち上げてウマを外し、
腹下に何もないことを確認したら慎重に車体を下げて取り付け完了。

文章も長いがトータルの作業時間も長かった(o_ _)o
これで安心して使えるだけでなく今後のメンテナンスへの自信も付いた♪
出来るかどうか分らないこともやってみると出来てしまうものだ…
部品供給の問題もあるが目標1000時間目指すとしよう!

ヤンマー株式会社
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