安曇野発ケチケチファーマーズブログ
松本農業改良普及センターが主催する現地指導会に行ってきた。
今回の内容は『胴割れ米発生ゼロを目指した取り組みと収穫までの管理』で、
落水時期や走り水といった基本的な管理方法はもちろん、
登熟初期の高温による胴割れといった新たな研究結果も報告された。

セミナー 資料
©az-tic life

これまで登熟期間の高温では白未熟米の発生が知られていたが、
最近分かってきたのは登熟初期に高温に晒されると、

成長が早くなる。
 ↓
胚乳細胞の数が少なく荒い構造になる。
 ↓
胚乳の中心部のデンプンの詰まりが悪くなる。
 ↓
粒の中心部がもろい構造になる。
 ↓
水分変化から生じる歪に耐える力が低下し、胴割れしやすくなる。


つまり早い段階から胴割れが出やすくなるかどうかが決まるということだ。
しかし基本となるのは積算温度(コシヒカリ900~950℃)の算出と、
帯緑色籾歩合(刈り始め10%)から収穫適期を判断し、
収穫後は急激な乾燥を避けることで胴割れを軽減させる方法だ。
意外なのは高温時の水管理は掛け流しでなくとも、
常時3cm以上の水位があれば良いとのこと。
まあ実際この時期の田んぼの水はひんやりしていることから、
下手な掛け流しで水の取り合いになるよりは良いだろう。
とりあえず適期落水・適期刈取に努める次第だが、
おひさまもカンカン照りではなく、適期に顔を出してほしいものだ。

松本農業改良普及センター
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