安曇野発ケチケチファーマーズブログ
以前から金属板をキッチリと折り曲げるベンダーが欲しかったのだが、
家庭用のものでは曲げ幅が小さかったり懐が確保出来なかったり…
かと言って本格的な中古機では送料の方が高くなってしまうため、
ある程度の曲げ幅と懐を併せ持ったベンダーを完全自作することにした。
ネットで自作ベンダー、自作プレス、自作折り曲げ機などと調べると、
倍力装置にネジや油圧ジャッキ等を用いたものが出てくるのだが、
今回はメス型とオス型を平行に保ちやすいネジ2本式をチョイス♪

ベンダー 材料
©az-tic life

材料はトラクターのアタッチメントバー、鉄ブロック、鉄アングル、
鉄パイプ、鉄平棒、鉄丸棒、鉄板、寸切りボルト、高ナット、ボルト、
ナット、木の角材、木の丸棒、鉄部用油性塗料、ワッシャー等。
トラクターのアタッチメントバーは納屋の奥に転がっていたもので、
両端にあったロワーピンらしき突起はかなり以前に切り取った。
寸切りボルトと高ナットは超極太のM24をネット通販で取り寄せ、
倍力装置とセンターフレーム両方の役割を持たせることにした。

アッパーフレーム&ロアフレーム
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まずはアタッチメントバーに寸切りボルトが通る穴を開けた鉄ブロック、
鉄平棒、高ナット、鉄アングルを平行を出しながら慎重に溶接し、
メス型とオス型を取り付けるためのネジ穴を等間隔に開ける。
鉄ブロックに穴を開ける方法はホールソーを使うのが一番簡単だが、
予算の関係で細い穴を円状に並べてハンマーで叩き抜く方法に…
溶接も電源の容量から2mmの溶接棒を使いチマチマ肉盛りしたため、
パテで埋めたくなる程ボコボコで強度が出ているか心配だorz

メス型&オス型
©az-tic life

次に鉄アングルの角をグラインダーとヤスリで滑らかに面取りし、
逃げ付きのV溝状となるよう鉄平棒をサンドしてメス型を製作。
さらに鉄板を切り出して片側を同じくグラインダーとヤスリで尖らせ、
アッパーフレームとロアフレームに鉄板とメス型を仮留めして、
鉄板とメス型が一致する厚みの鉄平棒を噛ませてオス型を製作。
説明がややこしくなってしまったが最後の写真を見れば一目瞭然だ。

ハンドルアセンブリー
©az-tic life

次に鉄平棒と鉄丸棒を溶接した高ナットを寸切りボルトにねじ込み、
アッパーフレームを下から支えるために輪切りにした鉄パイプを溶接。
ハンドルをこのような形状にしたのは長尺材を縦にして曲げた場合、
90度ちょっとまで長尺材とハンドルが干渉しないようにするためだ。
最初の写真と比べて寸切りボルトや高ナットが微妙に錆びているのは、
分厚い鉄の塊に苦戦して数ヶ月経過している証拠だったりもする…

ベンダー 完成
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最後に各部品を鉄部用油性塗料でライトグリーンに塗って組み合わせ、
木の角材の台座と木の丸棒のハンドルグリップを付ければ完成。
買ったものと言えば鉄アングルと鉄板、寸切りボルト、高ナット、塗料、
ボルトやナットくらいで材料費は合計しても9,000円に達していない。
気になる詳細スペックは最大曲げ幅900mm、最大曲げ厚体力次第、
最大ストローク70mm、全長500mm、全幅900mm、全高700~770mm、
貫通幅510mm、懐30mmで家庭用と業務用の中間と言った感じか。

ベンダー 試し曲げ
©az-tic life

とりあえず幅350mm、厚さ0.4mmのステンレス板で試し曲げすると…
予想よりも軽い力であれよあれよと言う間にキッチリと曲がってくれた。
幅や厚みが増した場合は台座に足を乗せてベンダー全体を抑えたり、
ハンドルを片方ずつチマチマ回せばある程度まで対応出来そうだ。
メス型とオス型はボルトで簡単に着脱出来るようにしてあるため、
型の形状次第では曲げ代の小さい近接曲げや箱曲げも対応可能。
一眼レフのレンズ沼の如く型の形状沼にはまってしまいそうだ…

これまでに製作してきた道具の中では一番の完成度を誇るだけあり、
今後は宝の持ち腐れにならないようアートパーツの製作や農機具の修理、
あとは貸し出しでもして小遣い稼ぎにも大活躍してもらうとしよう。
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